美少女モバゲーのPVがすごいのでお前ら見なさい

お久しぶりです。久々にグッとくるアニメがあって紹介したくなったので書きます。

前期のアニメ「ハッカドール THE あにめ〜しょん」で一人で相当頑張ってた「げそいくお」さんが殆どの部分1を担当した、「美少女モバゲー」というスマホ用美少女ゲームポータルのPVです。そう、PVです。

(サービス終了につき削除されたので、https://www.youtube.com/watch?v=NSaYGRd-i5kから転載)

この手のPVは殆ど見ないのですが、ハッカドール7話の元ネタという事で見てみました。

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ちなみに、ハッカドール7話「KUROBAKO」ではこのアニメのテレビ版の制作を”捗らせ”にハッカドール1号が向かうのですが、苦労してなんとか締め切りに合わせた結果、こうなってしまいます…(◞‸◟ )

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「困った時は全部おまかせ!モバミちゃん!」

美少女ゲームポータルの「時間軸方向に普遍的な」PV

さて、このPVは美少女ゲームポータルの宣伝用のビデオです。普通に考えると、

  • かわいい美少女が
  • たくさんいるよ!

という所を宣伝する事になります。すると、普通はこうなります:

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遊べるゲームの可愛い美少女キャラクターやタイトル名を具体的にたくさん載せてこれでもか!これでもか!お前はこのキャラどうや?あのキャラはどうや?という感じです。ソシャゲーのCMとかエロゲーのOPとかもそういった所があります。エロゲーOPでは名前が、ソシャゲのCMだとさらにCVがついてることが多いですね。

【神撃のバハムート】CM 「その手の中」篇

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これはこれで具体的にユーザーに「商品のスペック」を提示できるので、悪くはありません。一方で、こういった表現は露骨な「美少女カタログ」のように見えてきて正直すこし「引く」のが否定できないと2、「オタクの嫁は三ヶ月で変わる」という言葉で代表されるような現代の個々のコンテンツの猛烈な消費速度の下ではすぐ陳腐化してしまう事が避けられません。

では「モバミちゃんPV」はどうか。美少女モバゲーの「たくさんの美少女ゲームで遊べるよ!」というセールスポイントを、主人公であるモバミちゃんが、スマホから飛び出した美少女たちと一緒に元気に遊びまくることで余すこと無く表現しきっているのです!

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色々な職業や属性の、「記号化」された美少女たちが入れ替わり立ち代わり出てくることで、華やかさや賑やかさと同時に、時間軸方向の普遍性を獲得しています。言い方を変えると、このPVは2014年に公開されたもので、今公開されているゲームはたぶん当時とは異なるでしょう。もしその当時のラインナップのキャラクタをそのままPVで使っていたら、そのPVは今見ると「古いな」と思えるものになっているかもしれません。でも、この「モバミちゃんPV」では「アイドル」「獣耳さん」「メイド」「ギタリスト」といったもう少し抽象的なレベルに持ち上げることで、今見ても遜色ないPVになっています。

「一緒に遊ぶ」爽やか部活体験!

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さらに、このPVの主人公である「モバミちゃん」がその美少女達と同じ格好をして一緒に遊ぶことで、「美少女カタログ」「美少女動物園」のような「消費するオタク⇔消費される美少女」という非対称性な視線を意識させることなく、一緒に仲良く遊ぶさわやかで楽しい映像に仕上がっています。入れ替わり立ち代わり美少女が現れては消える演出も、楽しそうに一緒に遊ぶモバミちゃんと「高鳴るハートがある限り何度も挑戦でしょ!」「今日は わたしも知らないわたし Say Hello!」「なりたい自分になろう」という前向きな歌詞があれば、「カタログ」というよりは「モバミちゃんの部活体験」とでも表現できそうな趣の物語を感じさせてワクワクしてしまいます。

モバミちゃんの笑顔が若干顔に張り付いてる感じに見えるのはすこし気になりますが、とてもいい映像です。いやはや、良いもの見せてもらいました。世の中はどこに凄いアニメが転がってるのか分からないですね。

「動きもすごい躍動感があって爽やか」とか「中盤はコマ送りで見る価値あり」とか他にも言いたいことがあるけど、文章にしても伝わらないから、お前ら今すぐ見なさい

ハッカドール1号もご出演しています

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あのアニメ見た後だと「何させられるんだ…何を…」みたいな感想にしかならないね…

  1. 監督・アニメーションキャラクターデザイン・コンテ・演出・作画監督・原画・デザインワーク・デジタルペイント []
  2. わたしが異性愛者の男性ではないからそう感じる可能性は否定できないですが‥ []