毎回毎回どうやるんだっけ…とか検索してて不毛なので自分用にまとめました
私はboostをWindowsのMinGWでC++11のスレッド・アトミックサポートがうまく動かないのでその代替として使っています。環境の組み合わせは:
- Windows 7 x86_64
- mingw32 x86
- gcc 4.7.2 x86
もくじ
ダウンロード
boostの公式サイトからソースのtarballをダウンロードしてどっかに保存してtar xvf。
boost::atomicの追加
採択されたらしいのになぜか入ってないboost::atomicを手動で入れる
公式サイトからダウンロードして中身を全部boostのフォルダにマージすればOKな模様。とりあえず使えたのでこれいいのかなと…。
bjamのブートストラップ
解凍したディレクトリに入って
cmd bootstrap.bat gcc
するとb2.exeが出来て、これがboostのビルドシステム。bjam.exeっていうのもできてるけどこれはどうやら古い(?)ビルドシステムの模様。折角なのでb2を使いました。
b2の設定&ビルド&コンパイル
b2 --help
で設定が見れる。
b2 --show-libraries
でライブラリの一覧が見える。後で–without-****するときにこの名前が必要。
今回使った設定
これらを使って今回紡いだオプションがこちら
b2 --prefix=<install先> --build-type=complete \ --toolset=gcc --variant=debug,release \ --without-python --without-graph \ --without-graph_parallel --without-mpi \ link=static threading=multi runtime-link=static \ release debug stage -j4
これでちゃんと動くようなら上記の最後に install を追加したb2を走らせてインストール。
終わり
お疲れ様でした。