「ローレイヤー勉強会」というイベントでのLT。
ヒトはほとんど目に頼って生きており、目を通してまわりの世界を頭の中に再構成している。
感覚が発達していない事象に関しては、たとえ外界に存在していても、ヒトの頭の中の世界には存在しない。
もちろん、ヒトには時間の感覚はある程度はある。
だから、この再構成された世界に時間軸は存在するのだが、ヒトの時間感覚は外部の時間を俊敏に計れるものではなさそうで、そのため、たぶん、頭の中の時間軸は、自分に固有の時間軸しかないのであろう。
時間に関しては、ヒトは外部には閉ざされた存在だと言えるのではないか。
だからこそ、時間は絶対普遍なものだと信じ込みやすいのだろう。
もしヒトがもっと時間感覚の発達した生き物だったら、対象物にあわせていろいろな時間軸を設定でき、世界をもっと違った「目」で「見ていた」はずである。
時間と空間の関係式も、簡単に「発見」できたに違いない。
(ゾウの時間 ネズミの時間 サイズの生物学 / 本川達雄 著)