「殺人が悪ではないという考えはいつ頃芽生えた?」
「20歳か21歳ぐらい」
「きっかけは?」
「自分の中で色々考えていて、真実を悟った」
「真実って?」
「ちょー簡単に一言で言うと『何もない』ですね」
「何がきっかけでそう考えたの?」
「高2の時に運命について考えることがあって、それから考えるようになった」
「当時、どんな事を考えた」
「ささいなことですね。SF的な事とか、タイムマシンがあったらとか、考えるようになった」
(金川真大 死刑囚, 死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録―)