お久しぶりです。最近、書いてないですね。少なくても書きます。なにか、面白いネタ無いかな~。最近本ばっかり読んでるので、ネタにします。このカテゴリで初めてマンガ本じゃなくなったw
■猫の地球儀
とは言ってもラノベですがね^^
メディアワークス
売り上げランキング: 19230
登場人(?)物はすべからく猫。だけどうたっているのは『人の心』だったりする。
すばらしい
表紙にだまされるな(笑)
メディアワークス
売り上げランキング: 21075
ライトじゃない
夢のために生き夢のために逝け。
一言で言えば
イリヤの空・UFOの夏の作者の、別の作品です。人間が滅亡したあとの世界にある、コロニーのようなところ(作中では「トルク」と呼ばれる)で、知能が発達し頭から生える電波ヒゲで他者(他猫?)と意思のやり取りやパートナーのロボットと通信する、猫たちによるSFファンタジー。
今回も天才キャラがいらっしゃいますが、「浅羽特派員!」などと叫んだりはしませんwwwww
電撃の割には恋愛要素も無く、あんまりラノベっぽくないです。その方が良かったと思えるストーリーでもあります。ラノベをあんまり読まない方にも割合お勧め。まあ表紙はキツイけども。
テーマは異端、かな。死んだ猫が行くとされる「地球儀」に、生きたままいけると信じる「スカイウォーカー」の37番目、幽(かすか)と、弾圧についてが物語の中心となります。
異端といえばガリレオ。あとがきによると実は彼は、地動説の証拠を一回も出さなかったそうです。科学というよりは、むしろオカルト。それがたまたま合っていただけ、というらしい。
それで気になってこんな本読みました。
■科学とオカルト
PHP研究所
売り上げランキング: 703295
科学とは?という問いに答える本
オカルト論には論理の破綻がある
研究不足を感じる
えー、内容的にはイリヤの空、UFOの夏の3巻の終わり、「ESPの冬」で水前寺邦弘15歳が言ってた内容+αくらいですか。
42ページの引用箇所を読むと、どうも「科学なんですよ、私の研究は」という主張すらしてないらしい。つまり、「わたしの主張はキリスト教の一部です」といっていた訳で、やっぱりオカルト。
しかもその以前に地動説を唱えていたコペルニクスなんかは、「太陽は男性であり、地球は女性である。男性たる太陽は、宇宙の中心に位置し、熱や光、男性的な愛を放出している。一方女性である地球は、その周囲を回転しながら、太陽から放出されるものを受けとる。したがって、地球は太陽に必ず年一回は妊娠させられる」という、リビドーが有り余っている気がしないでもない、オカルトにありがちな気がする説を唱え、科学ではなく宗教の一部として主張していたようです。
なんというか、知りませんでしたねよ。美化されすぎだなw
こちらの本は、まあ暇があったらさらっと読む程度なら面白いかなーと。異端といえど本流をまねせざるを得ないという話が面白かった。
科学の本質の話は、個人的には結構面白いと思います。この手の科学が出来ること、出来ないこと、そもそも科学って何なのか、というような本を読んだあとは、こちらの読み物をぜひ読んでみてください。
理科のお話:http://homepage3.nifty.com/law_of_causality/rika/r_conten.htm
こちらの「理科のお話22: ってのは全部ウソ(教科書を越えて) 」は、理系な人ならぜひ一回は読むべきだと思います。教科書や受験勉強、果ては研究でも(たぶん)中々無い話題ですから、たまには考えてみるのもどうかと。